歯科医師 がん治療の疑い、歯科医師ら3人逮捕

医師免許がないのに、がんの遺伝子治療を行ったとして、医療法人社団秀真会の理事長ら3人が警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、医療法人社団秀真会の理事長で歯科医師の玉置秀司容疑者(58)と山口組系暴力団幹部の玉置公人容疑者(42) 看護師の赤坂修子(42)の両容疑者ら3人です。
玉置らは、末期がん患者に対し、未認証薬品を使用してがんが治るなどと宣伝し、医療行為をおこなったとされ、患者の中には健康被害を訴える人もいます。

また、診療所開設には、医師の管理者が必要ですが、実在する医師に名義を借りて虚偽の開設申請をしたとみられます。
玉置容疑者らは、「口腔がんの治療と予防であり、歯科医師免許の範囲内」などと容疑を否認しています。

玉置容疑者らは少なくとも16人の患者にがん治療を行い、2500万円以上を稼いでいたということで、警視庁は、暴力団の資金源になっていたとみて詳しく調べています。

 

医療法人社団秀真会は、数店舗の歯科医院を運営し、以下の意方法で所得隠しを行い関係者が逮捕されたばかり。

医療法人社団「秀真会」(東京都調布市)の理事長と共謀し、架空の支払い手数料を計上するなどの方法で平成22年8月期と23年8月期の法人所得計約1億4400万円を隠し、計約4300万円を脱税したとしている。