「特定機能病院」の承認取り消された群大病院、再承認を申請

群馬大学病院(前橋市)は、高度な医療を担う特定機能病院の再承認を厚生労働省に申請した。申請は5月31日付。今後、厚労省の社会保障審議会が再承認の可否を審議する。 同病院では、肝臓の腹腔鏡(ふくくうきょう)手術を受けた患者8人が死亡し、開腹手術でも死亡が相次いでいたことが2014年に発覚。15年6月、特定機能病院の承認を取り消された。

群馬大医学部付属病院(前橋市)は23日、2010~15年に、保険適用外の手術費請求やレントゲン検査のカルテ記載漏れなどで診療報酬の不正・不当請求が延べ約74万件、総額約13億4500万円分あったと発表した。今後、健康保険組合などに返還する。

このような不正体質に厚労省は再認承認するのかが注目される