神奈川県 新型コロナ感染の患者用病床 空きが約2割に減少

神奈川県内では、新型コロナウイルスに感染した患者用の病床のうち、空いているのは全体の2割ほどまで減っていて、県は医療提供体制が機能不全に陥るおそれがあるとして、外出自粛を徹底するよう強く呼びかけています。

神奈川県によりますと、2日の時点で、県内で感染した人のうち入院している人は644人とこれまでで最も多くなっていて、新たな患者の入院先の調整が非常に難しくなっているということです。

また自宅やホテルなどで療養している人も2874人に上っているということです。

すぐに使える病床の使用状況は、いずれも2日の時点で、
▽91床ある重症者用病床の使用率は78%、
▽726床ある軽症や中等症用の病床の使用率はおよそ79%となっていて、
空いている病床は全体の2割ほどまで減っています。

県では医療提供体制が機能不全に陥るおそれがあるとして、生活に必要な場合を除いて外出自粛を徹底するよう強く呼びかけています。