神奈川県内の病院 全国平均より利益率悪化 新型コロナ影響

新型コロナウイルスによる病院経営への影響を調べたところ、神奈川県内の病院では、早い段階からクルーズ船の感染者を受け入れたことなどから、全国の病院よりも利益率が悪化していることが病院でつくる団体の調査で明らかになりました。

「神奈川県病院協会」では、県内にある約300の病院を対象に、新型コロナウイルスの経営への影響について調査し、約150の病院から回答を得ました。

それによりますと、ことし4月の利益率を平均でみると、経費が収入を上回る赤字になっているため、マイナス13.1%で、同様の調査を行った全国平均と比べると、4.5ポイント下回っていることがわかりました。

中でも感染者を受け入れた病院でみると利益率のマイナス幅がさらに1.6ポイント悪化しています。

この結果について、病院協会ではことし2月の大型クルーズ船での集団感染の発生に伴って、県内の病院で感染者を長期間にわたり受け入れる態勢をとってきたことや、外来の患者数が減少したことなどが原因とみています。

新江良一会長は「神奈川県の病院は大型クルーズ船の件もあり、早くから影響を受けてきた。医療崩壊を防ぐため、国などには安定経営のための支援をお願いしたい」と訴えていました。