ワクチン接種偽装、医師再逮捕=セミナー客紹介の男も―警視庁

新型コロナウイルスワクチン接種偽装事件で、大阪市の女性にも接種を偽装したとして、警視庁捜査2課は15日、詐欺などの疑いで、東京都北区の「王子北口内科クリニック」院長船木威徳容疑者(51)を再逮捕し、職業不詳上田泰久容疑者(58)=兵庫県豊岡市出石町川原=を新たに逮捕した。いずれの認否も明らかにしていない。船木容疑者の逮捕は4回目。
同課によると、2人は上田容疑者が主催する投資セミナーを通じた知り合い。接種を受けたくないセミナー参加者を、船木容疑者に紹介していたとみて調べる。
2人の逮捕容疑は昨年10~12月、セミナー参加者の40代女性にワクチンを打ったと偽り、大阪市から接種委託料約4600円をだまし取るなどした疑い。
同課によると、上田容疑者はワクチンに否定的な考えを持っていたとみられ、セミナーで「殺人ワクチン」などと話していた。昨年8月下旬ごろ、「ワクチンを打ったことにしてくれる医者がいる」と女性に持ち掛けていたという。
船木容疑者は、これまでに札幌市の女性ら計10人分の接種を偽装したなどとして3回逮捕された。

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