カナダ人男性医師を名乗り、SNSを使って佐賀県に住む当時50代女性から現金20万円をだまし取ったとして、大阪府警西成署の警察官、大谷優璃菜容疑者(25)が詐欺の疑いで逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪市城東区に住む大阪府警西成署の警察官、大谷優璃菜容疑者(25)です。 大谷容疑者は今年7月から8月にかけ、佐賀県小城市に住む当時50歳代だった女性にカナダ人男性医師を名乗り、SNSで「イエメンの病院で患者の世話をしているが、母が入院していて注意が必要です」「イエメンからカナダまでの航空券は日本円で20万円です」「すぐに返します」などとウソのメッセージを送って、現金20万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれています。 また9月、埼玉県に住む60代女性にもウソのメッセージを送り、現金70万円をだまし取った疑いももたれています。 大谷容疑者は警察の調べに対し「詐欺に加担していたのは事実です」と話しているということです。
刑事課への配属は今年3月から
大阪府警によりますと、大谷容疑者は西成署刑事課薬物対策係に所属する警察官で、刑事課に配属されたのは今年3月からだということです。 大阪府警は「当府警の警察官がこのような事件で逮捕されたことは誠に遺憾であり、被害者や府民の皆様に深くお詫び申し上げます。今後の捜査の結果を踏まえて、厳正の対処いたします」とコメントしています。