Category Archives: トピックス

硬膜下血腫、「自分の血を注入」で劇的回復

脳を覆う膜の内側で出血し、脳を圧迫して頭痛や歩行障害などを起こす慢性硬膜下血腫の一部で、「ブラッドパッチ(自家血硬膜外注入)」と呼ばれる治療が劇的に効く例があると、山王病院(東京都港区)の高橋浩一脳神経外科副部長らが、16日午後、日本脳神経外科学会(札幌市)で発表する。

慢性硬膜下血腫は、軽い頭部外傷が原因とされる。脳や脊髄の周囲を満たす髄液が、これを閉じこめる硬膜の外に漏れる「特発性低髄液圧症候群」も併せて発病している場合がある。

慢性硬膜下血腫は、頭に小さな穴を開けて血液の塊(血腫)を取り除く手術が一般的な治療法だ。ただし、同症候群を合併する硬膜下血腫で手術を行うと、脳の位置が下がるなどして逆に状態が悪化し、死亡例も報告されていた。

同症候群には、自分の血液を硬膜の外に注入し、固まらせて髄液の漏出を止める「ブラッドパッチ」が有効とされる。高橋副部長らは同症候群を合併する硬膜下血腫の患者45例にブラッドパッチ治療を行ったところ、8割にあたる36例で、手術などを必要とせず、病気が治った。高橋副部長は「ブラッドパッチは医療保険で認められておらず、早急に保険適用してほしい」と訴えている。

中性子線で がん狙い撃ち…「頭頸部」末期患者、半数以上で腫瘍消える

 

がん細胞だけを狙い撃ちする放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT◎)」を、顔や首にできる「頭頸とうけい部がん」の末期患者37人に行ったところ、半数以上でがんを消すことに成功したとの臨床研究結果を、大阪大や京都大などのチームがまとめた。29日から京都市で始まる日本がん治療学会で発表する。BNCTは、がん細胞に取り込まれやすいホウ素化合物を点滴し、弱い中性子線を1時間ほど照射する。中性子を吸収したホウ素は核分裂して別の放射線を出し、がん細胞を内側から破壊する。ホウ素から出る放射線は細胞1個分ほどの範囲しか届かないため、正常な細胞を傷つけず、副作用は小さいとされる。

チームは2001年から、京大原子炉実験所(大阪府熊取町)の研究炉で生み出される中性子線を活用。弱い中性子線は体表に近い部分しか届かないため、舌や顎、耳の下などにできる頭頸部がんを再発し、有効な治療法がない患者にBNCTを実施した。

13年2月までの約12年間に治療を受けた37人中、20人(54%)で腫瘍が消え、13人(35%)で腫瘍が縮小した。3人は効果が確認できず、1人は治療後、診察に来ず評価できなかった。

末期の頭頸部がん患者に対しては、抗がん剤を投与し続けた場合の5年後の生存率は5%以下とする米国チームの報告がある。今回は30%(11人)だった。

チームの加藤逸郎・大阪大助教(口腔こうくう外科)は「生存率は従来の治療法より大幅に向上した。今後は治療が難しい、ほかのがんに使うことも検討できる」と話す。

桜井英幸・筑波大教授(放射線腫瘍学)の話「他に治療法がない患者を多く救った画期的な成績と評価できる。中性子線による合併症の恐れはあり、安全性の検証も欠かせない」20151028-023-OYTEI50001-N

厚労省年収調査 民間病院医、微減1544万円 歯科医は596万円

平成26年度の医療機関の給与について、医療法人が経営する民間病院の勤務医の平均年収が1544万円で、前年度より2・1%減ったことが29日、厚生労働省の「医療経済実態調査」で判明した。厚労省は11月4日の中央社会保険医療協議会(中医協)で報告するが、院長の年収は前年比0・1%増の2930万円となっており、勤務医の待遇改善が論点となりそうだ。

 医療経済実態調査は2年に1度実施。今回の調査結果は28年度の診療報酬改定の基礎資料となる。

 医療法人が経営する開業医(診療所)の院長の平均年収は前年比0・5%減の2914万円で、個人経営でも0・5%減の1192万円。また、医療法人が経営する歯科医の院長の平均年収は1268万円(前年比2・2%減)、勤務医が596万円(同1・2%増)と、格差が浮き彫りとなった。

 26年度の医療機関の経営については、一般病院の利益率が3・1%の赤字で、特に国立が0・3%、公立が11・3%の赤字と厳しい経営状態が続いている。一方、ベッドのない外来だけの開業医が8・8%、歯科医が8・7%、保険薬局が7・0%の黒字だった。

人気美人女医、芸人も関与!暴力団が主導する「診療報酬不正請求」が間もなく立件へ

月に数百万円をホストクラブで使うと公言する美人女医、千葉県船橋市、市川市、千葉市などで幅広く医院を展開していた著名歯科医、プロスポーツ選手なども利用していたという接骨院。
 こうした医師や柔道整復師などが行っていた診療報酬不正請求事件が、近く、警視庁組織犯罪対策4課によって摘発される。

一番町 レディースクリニック 外来看護師 急募♪

名称    一番町レディースクリニック
住所    東京都千代田区一番町4-26 2F
アクセス  地下鉄半蔵門線半蔵門駅 徒歩1分(5番出口)
      駐車場1台完備
診療科目
      婦人科、内科、リハビリテーション科、皮膚科、婦人ドック、更年期外来、整形外来、精神科、心療内科、禁煙外来
院長    飯田晋也

診療時間  一番 診療時間

求人職種    看護師・准看護師 
求人内容    外来における診療介助および看護師業務
雇用形態    常用またはパート
勤務時間    8:45~19:00 但し午前勤務は8:45から14:00(外来診療終了し次第) 午後は15:30から19:00(診療終了し次第)
        月曜 9:45から  木曜は16:30から
給与      常用の場合 個別にて相談
        パート 看護師  1800円/時給~
            准看護師 1600円/時給~
お問い合わせ  03-3261-2255 一番町レディースクリニック 院長 飯田まで

カンボジアにおける中古自動車販売スタッフおよび整備士募集

カンボジア シャムリアップ州における、現地販売スタッフ募集

 資格 3級自動車整備士(ガソリン ディーゼル シャシ)保有または2級整備士
 販売スタッフ  英会話可能程度の能力とやる気が必要
 現地スタッフに整備の指導を主な業務とする。また1年以上現地で働ける方を募集

 条件など詳しくは弊社までお問い合わせください。

乳がんの急激進行タイプ、定期的に自分でさわって確認を

BS日テレの「深層NEWS」に30日、東大病院放射線科の中川恵一准教授が出演し、有名人の患者も増えている乳がんなどの検査法や治療法を解説した。

 中川准教授は、乳がん検診を毎年受けていたタレントの北斗晶さんが、乳がんを早く発見できなかったことについて「少数ながら急激に進行するタイプは、検診を半年ごとに受けても見つからない可能性がある。過度のエックス線検査には被曝ひばくのリスクもあるため、定期的に自分で乳房をさわり、変化を確認することが大切」と呼びかけた。

混合診療拡大運用案を了承…中医協

中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関)は30日、公的な医療保険外の診療を保険診療と併用できる混合診療の拡大で来年4月から導入する「患者申出療養制度」について、患者が医薬品や医療機器の利用を国内で初めて希望する場合、安全性や有効性を国の有識者会議が審査するなどの運用案を了承した。

武蔵野病院 経営方針を大幅変更 人工透析開始

東京都三鷹市下連雀 医療法人社団医経会 武蔵野病院
 
 産婦人科を標榜し川村先生が長年地域産科医療に寄与されてきました病院が、平成27年10月より
外来人工透析・入院透析を開始いたします。

 病院概要   一般入院基本料  10:1
        許可ベット数  42床
        標榜      内科 産科 婦人科  人工透析
 
        
 入院透析などのご相談は 0422-47-1000 医療連携室 青沼 伊原

産科医、基幹病院に集約計画…出産24時間体制を確保

 日本産科婦人科学会は20日、深刻化する産科医不足への対応策をまとめた行動計画を公表した。地域の基幹病院に産科医を集めて、医師一人ひとりの負担を減らすとともに、24時間安心して出産できる場を確保することが柱だ。

 過酷な勤務などが敬遠され、産科医は30年前に比べて、2割減少。新たに産科医になる医師は2010年度の491人をピークに4年連続で減り、昨年度は368人だった。都道府県間の格差も広がり、人口10万人あたりの産科医数は東京と沖縄の11・1人に対して、茨城は4・8人で2倍以上の差がある。

 行動計画では、現在のお産の体制を続けるには、毎年500人の新たな産科医が必要だと指摘。

 救急にも対応でき、24時間安心して出産できる場を維持するため、産科開業医とも連携しながら、都道府県の中核でリスクの高い出産や高度な新生児医療に対応する「総合周産期母子医療センター」に20人以上、地域の中核で比較的高度な産科医療に対応する「地域周産期母子医療センター」に10人以上の常勤の産科医を集めることを目標に掲げた。集約化で、当直などの産科医一人ひとりの負担を軽減して、産科医の4割を占める女性医師が、子育てや妊娠中にも無理なく働けるようにする。

 また、地域で幅広く診療する総合診療医(家庭医)との連携や、高い能力を持つ助産師の育成も計画に盛り込んだ。国や自治体、大学と情報共有して、都道府県が5年ごとに作る医療計画などに対策を反映させる。

 同学会は産科医を中心とした集まりで、今年3月末の会員数は約1万6000人。